バックカントリー 最終集落除雪終点の駐車事情

登山口の駐車問題

バックカントリースキーのフィールドはスキー場だけではありません。雪深い集落の最奥の除雪終点に車を停めてバックカントリーに入るケースも多いです。そこで問題となるのが駐車スペース。

駐車は必ず除雪後に 近隣に迷惑のかからないように!

除雪終点には除雪車が転回できるようT字状に除雪してスペースを作ってあることが多いです。そこに車を停めてトラブルとなるケースが多発しています。集落にある道路は生活道路。近隣の住民や除雪作業の妨げになることは絶対に避けましょう!

白馬エリアを例にすると、集落の除雪終点から入山するルートは、小谷村や糸魚川に多く見られます。とくに糸魚川市にはその旨の看板が立っているところも。わたしが知っているところで、赤禿山の入山口である山之坊、蓮華温泉や一難場山の入山口である木地屋の2ヶ所。他にもあるかもしれません。

通常、除雪終点近くに駐車する際、その日の朝の除雪作業が終了していれば駐車しても大丈夫なのかなと思っています。普通の雪降りなら、除雪は朝だけの場合がほとんどだからです。ただし、この看板が立っているところには、除雪作業後や雪が降ってない日も駐車しないのが無難に感じます。

除雪終点でのエピソード

以前、雪が降っていない日に木地屋から山に入りました。除雪車転回用のT字スペースに2台の車が停まっていました。下山時、その2台の車の前に雪が盛られていました。『ここに停めるな!』のメッセージでしょうね。

かなり前ですが、大渚山の南麓にある大草連に駐車していた時のこと。除雪終点に3,4台停めてありました。わたし以外は県外ナンバー。県外ナンバーの車の前にだけ雪が盛ってありました。わたしの車も同罪だと思うけど、地元の松本ナンバーだから大目にみてくれたのかなと勝手に解釈しています。

白馬、小谷、糸魚川の除雪終点事情

※以下の見解はわたし個人が感じた印象です。参考程度にお願いします。もちろん駐車しないのが一番です。くれぐれも迷惑ならないようお願いします。

木地屋の場合

除雪終点のある直線路から少し下ると、道路の東側に雪を避けて広くなっているスペースがあります。3,4台は停めれそうです。前述のT字路に停めた車が雪を盛られていた日にわたしはここに停めました。雪は盛られてなかったです。おそらく大丈夫なのかなと理解しています。ただ、もちろん除雪作業前に駐車するのはNGです。山は晴れた日に行きましょう!

ここはNGです

山之坊の場合

除雪終点の縦長のスペースは駐車禁止の看板が立っててNG。その手前、以前空き家だった建物が解体されて上手く置けば5台くらいのスペースがあります。そこなら恐らくOKかと。ところどころ道幅が広くなったところがあるので、そこも大丈夫と思われます。

手前右側が空き地になっている
この季節になればもう大丈夫なのかなと思いますが・・・

大草連の場合

集落最上部には駐車できるスペースがあります。除雪作業が終わったあとなら大丈夫そうです。今のところトラブルの話は聞きません。ただし、この先どうなるかわからないので、マナーを守って停めましょう。最上部の1段下にも広いスペースがあるので、むやみに最上部に停めないようがよろしいかと。

最上部の右側の一番奥、小川が流れているところの民家は人がいることが多く、その付近に停めると快く思われないでしょう。

この奥、車が停まっているあたりはNG

小谷温泉の場合

山田旅館の周辺は道が狭いのでNG。バスも来ます。少し下ったスノーシェードに停めることが多いです。ここなら道幅もあり、雪も積もらないです。あくまでも自己責任で。

大網の場合

大網や笹野の除雪終点は、その時の雪の量や天気によるので一概にはOKかNGかは言えません。入山者は少ないので、大きな問題になることはないと思われます。大網集落の中心部に塩の道の案内板のある広場があります。集落内を少し歩くことになりますが、この広場に停めるのが一番無難です。

大網集落の裏山にあたる真那板山

湯原集落

湯原からの蒲原山は人気があるので、駐車する車が増えました。それに伴い、苦情のうわさも多く耳にします。集落の中に停めるのは避けた方が良いでしょう。国道沿いに2ヶ所駐車帯があります。駐車スペースも除雪はするので、くれぐれも作業終了後に。

まとめ

最近はインターネットが普及し、流行り廃りが激しいです。人気のルートには集中する傾向があります。くれぐれも地元の人々や除雪作業の邪魔にならないよう心がけましょう。駐車スペースがなかったり、雪が降っている場合など、無理して停めようとせず、場所を変えることなど検討しましょう。

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